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土井利忠さんソニーを去る [News]

 本日で,「ソニー・インテリジェンス・ダイナミクス研究所株式会社」を設立され社長兼所長を務めていらした土井利忠(Toshi T. Doi)さんが退任されました.

 土井利忠(Toshi T. Doi)さんのおかげで,筆者は,大学教員では,決して得ることができない様々な経験をソニーで積むことができました.さらに,ここ3年間,筆者に知的財産権などに関する法律の勉強を真剣にする機会を与えていただき,ありがとうございました.また,世間知らずの筆者にも大所帯におけるサラリーマン(従業員)の心の動きを実感することもできました.おかげさまで,大きな飛躍をすることができたと考えています.

 なお,ソニー創業者の井深大(早大理工電気工学科出身)さんと筆者の恩師である加藤一郎先生(元早大理工教授,早大理工電気工学科出身)のご交流が縁となって,ワセダロボットのDNAを引き継ぎつつ,ソニー株式会社と筆者が共同開発したQRIOですが,現在は,ソニー株式会社と筆者が共同で保有するQRIOに係わる知的財産を中心に,その関連ディバイスを含め,筆者並びに筆者が代表を務める事業所が責任を持って,その活用に取り組んでおりますのでご安心下さい.QRIOのコアテクノロジーの様々な分野への導入によって,世界の様々な産業のイノベーションを促しつつあると考えています.もちろん,ソニー株式会社にも,筆者についてくださったソニーの従業員にも,そして,技術を受け入れてくださった方々にも,みなさんがよかったと思って頂けるような形に務めています.

 土井利忠(Toshi T. Doi)さん,お疲れ様でした.そして,ありがとうございました.最高の研究環境でした.今後の天外伺朗さんとしてのご活躍を切念しております.さようなら.

追伸:そう言えば,北野共生システムプロジェクトが終了するとき,ずいぶんとmorphチームの人達(古田貴之さんら)の引受先について土井さんは心配されていましたね.また,同プロジェクトから生まれたベンチャー企業の社名がゼットエムピー(ZMP),同プロジェクトも同社もZMP制御技術に長けているとは思えないので不思議ですが,どちらも不思議なことに大変有名になり,がんばっておられるようですのでご安心下さい.


マネジメント革命 「燃える集団」を実現する「長老型」のススメ

マネジメント革命 「燃える集団」を実現する「長老型」のススメ

  • 作者: 天外 伺朗
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2006/10
  • メディア: 単行本

 ↑の書籍で,不思議なことに,ソニー株式会社と筆者の共有である知的財産権を用いた成果物であるSDR/QRIOについて触れられていません.

 ちなみに,土井利忠さんは,東京工業大学電子工学科出身ですが,筆者の父親は同大学院制御工学専攻出身(大学は慶應大学理工学部計測工学科)で,非線形制御工学(ON-OFF制御理論)の専門家です.同大から工学博士の学位を昭和40年に受けて同大の教員をしていました.

 7月11日には,土井利忠さんの葬儀が厳かに執り行われたようです.ご冥福をお祈り致します.生前葬!? ソニー創業者井深大さんと日本のロボットの父加藤一郎先生は,あの世で土井利忠さんにどのようなお言葉をかけているのでしょうか.


 

なお,ソニー株式会社と筆者の保有する知的財産の各々の持分は,50:50になっています.

 


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